日曜日は出たくない

昨日の日曜日は久々に何の予定も入っていなかった。スケジュール表を見ると、4/1以来だ。無職だというのになぜこんなに忙しいのだろうか。時代が俺を呼んでいるとしか思えない。

久々の完全なオフ。日曜日にオフというと、働いている人と変わらないではないか。これでは、何のために無職になったのかがだんだんとわからなくなってきそうだ。日曜日は、外にでるとカップルやら家族連れやらの幸せオーラに当てられるし、どこも混んでいるからなるべく引き篭もっていたいと思う私はひねくれものなのでしょうか(小町風に)?しかし、働いている時も土日はむしろ引き篭もってたが…。そこら辺は察して欲しい。

無職の特権というのは、平日の昼間にそこら辺を何も考えずにぶらぶらできることだ。こちらでも書いたが、今や平日の昼間でも中年男性が徘徊してもなんの注意も払われない。素晴らしい世の中になったものだ。多種多様な生き方、働き方が受け入れられるというのは、人間の洗練の1つではないか。現代は私のような老年性ニートにもやさしい。もう少しだけ生まれる時代が早かったら、食べ物を取ってこれないような奴は村八分になって餓死するところだった。運が良かったとしか言いようがない。

あ、だから平日の昼間にこんな予定が入っていて、日曜に予定を入れてなかったんだ、なるほど!私の無意識を、今まさに意識に転換した瞬間を体験した。これが噂に聞く「アハ体験」というやつか。ミャハ。

というわけで、日曜日は外に出たくない。ちなみに、倉知淳の「日曜の夜は出たくない」は大好きな本格推理小説なのでお薦め。連作短編集で、テーマはもちろん、平日昼間に外出するから日曜には出たくないニートについてだ。嘘だけど。

日曜日は完全オフだけど、働いている人との決定的な違いは、月曜日もお休みだから、日曜の夜の憂鬱、別名サザエさん症候群にはかからないというところだ。働いた経験のある人はわかると思うが、これは大きい。日曜も安心して引きこもれる。仕事を辞めて良かった。

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